株式会社さなる会社案内
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11一番近くで見守り、人生に深く関わる。自分の言葉で生徒が変わっていく喜び。個別指導部門は生徒それぞれのニーズに応じ、寄り添って指導していく部門です。私は集団指導の教師を1年間経験した後、個別指導部門に異動しました。異動後初めて担当したのは中学2年生の女子生徒でした。異動当初は受験指導への自信も乏しく、不安も抱えながらの指導でしたが、彼女が中学3年生のときに私の転機がやってきました。当時彼女が悩んでいたのが、ずっと頑張ってきた水泳と受験勉強との両立でした。彼女の家は母親がスイミングスクールでコーチをしているほどの水泳一家で、彼女も受験学年であるにもかかわらず、お盆や正月には水泳合宿の予定がありました。周りが夏を区切りに部活を引退する中、彼女は水泳と受験勉強との板挟みになっていました。そんな彼女に対して、私の想いを伝えました。「あなただったらどちらも大丈夫!」本当に頑張っている姿をずっと見守ってきたからこそ出た言葉でした。「勉強も、大好きな水泳も、どちらも諦めてほしくない」という思いが心の底から湧いてきました。部活を引退した同級生たちが猛勉強を始めた秋の模試では成績が落ち込みましたが、私は彼女が諦めてしまうことのないよう、前向きな声がけを続けました。そして彼女は志望校に合格し、夢を叶えるため、高校生になった現在もさなるの学び舎で勉強に励んでいます。生徒一人ひとりの人生に深く関わり、自分の言葉で生徒がプラスの方向に変わっていくのを見るたび、ただ「勉強を教える」ということ以上の大きなやりがいを感じます。土方 友貴 Hijikata Yuki初等部・中等部(個別指導)神奈川県勤務夢に挑戦する生徒の背中を押したい

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