教科や内容、場所、姿勢に変化を持たせて、工夫して学ぶ発想を身につける。
長い時間机に向かっていると、疲れてやる気がなくなってくることがありますよね。集中力を保つのは、大人でも難しいもの。自分に合った「切り替えスイッチ」を用意できれば、より短い時間で効率よく学ぶことができます。
①教科・内容を変える
スタートから30分経ったら、別の教科に変えましょう。気分がリフレッシュでき、新しい気持ちで臨むことができます。2~3教科を交互にやる、同じ教科でも分野を変える、なども効果があります。
②場所を変える
学習机だけでなく、リビングやお風呂、トイレなども意外と有効です。また、自宅だけでなく、地域の自習室や図書館に足を運んで勉強してみましょう。
③姿勢を変える
区切りのよいところで、立つ・正座する・歩く など。「立って勉強するための机」なども開発されています。
上記を組み合わせて、“勉強がはかどるマイルール”を作ってみましょう。
自分なりの工夫があると、勉強も違った角度から楽しめるはず!
【マイルールの例】
「好きな教科はつい勉強時間も長くなりがちなので、わざと正座で勉強して足がしびれたところで終わりにする」「スマホのアプリなどで英単語の音声を流し、スクワットをしながら覚える」…など。
頑張りの「見える化」と「ごほうび」で、継続できた!という自信をつける
決めたマイルールを継続する工夫もしてみましょう。たとえば予定通りの勉強ができた日には、カレンダーに〇や★をつける。●●個たまったら、長めの動画を一本観る!など「自分へのごほうび」を設定すると、やる気が出ます。ただし、できなかった日は決して△や×をつけないこと。良かった自分を褒め、プラスの暗示をかけていくことが長続きさせるコツです。
一緒に頑張れる「ライバル」を見つける
特に受験期は、ライバルがいると勉強持久力がよりアップします。できれば、実力も勉強時間も同じくらいの相手のほうがベターです。
自習室では「お互いに視界に入るところに離れて座る」のがオススメ。「疲れたから休憩しようかな」と思ってライバルを見ると、まだ勉強している。相手も同じ状況になるので、結果的に持久力を伸ばすことにつながります。また家で覚えた内容を、翌日お互いに出題し合うのも有効です。練習量を競う相手として、「ライバルはもっと勉強しているはずだ」という感覚があると意欲が湧いてくるものです。
誰にとっても1日は24時間。自分に合った方法で集中力を維持し、最大限の学習効果を得られるようにしたいですね。
まとめ
Q.長時間、集中して勉強することができません。どうしたら、集中力を維持できますか?
A.“勉強持久力”をつけるために、自分で工夫したり、他の人にも相談してみましょう。
★教科を変える・場所を変えるなど、集中力を持続させる工夫を!
★計画通りに進められたらカレンダーにチェック。できたことを可視化しよう
★ライバルの存在が、勉強持久力をアップさせてくれる