どうして家庭学習をしないのか?
家庭学習をしない生徒たちに、「なぜ家で勉強しないのか」と聞いてみると、多い順に次のような答えが返ってきました。
第1位 眠くなってしまうから
第2位 集中力がもたないから
第3位 テレビを見ちゃうから
部活で疲れて家に帰ってきて、「勉強しなきゃ…」と思ってはいるものの、なかなか理想どおりにはいかないようですね。
眠くならない時間帯
逆に、同じように忙しくても家庭学習がしっかりできている生徒たちに「どうやって勉強しているの?」とたずねました。
目立った回答が、「眠い時には寝る、眠くない時に勉強する」というもの。つまり、一日の中で「自分が眠くならない時間帯」を把握し、そこで集中して勉強しているのです。
たとえば、「帰ってきてすぐは眠くない」とか、「お風呂あがりは眠くない」とか。毎日の生活パターンにおける自分の“くせ”を把握して、意識してその時間は机に向かうようにしているのです。また、「勉強はだらだら長くやらない。30分くらいで短く区切ってやる」という点も共通していました。
ゴールデンパターンを確立しよう
このように、家庭学習ができる生徒たちは、毎日の生活にリズムがあり、「この時間帯に勉強する」という自分の“ゴールデンパターン”を確立しています。その前提として、まずは規則正しい生活を送ること。曜日ごとに多少の違いはあるものの、自宅にいる時間はほぼ一定の流れで過ごし、そこに勉強時間を組み込むという“習慣づくり”を目指すことです。
そして、「やる時はやる」「寝る時は寝る」「遊ぶ時は遊ぶ」など、生活にメリハリをつけること。ノートやカレンダーに自分が一週間に使える時間帯を書き出し、「どう割り振るか」を考えてみると、イメージしやすいと思います。
家庭でしっかり勉強時間を確保するためには、自分の生活パターンを把握することが大事。上手なサイクルを見つけ、学習習慣の確立につなげていきたいですね。
まとめ
Q.どうすれば、家庭学習ができるようになりますか?
A. 自分の生活パターンを把握して、良い習慣づくりを心がけましょう。
★家庭学習の敵は「集中力不足」や「眠気」
★家庭学習が身についている人は、意識して「眠くない時」「集中できる時」に勉強している
★規則正しい生活の中に、勉強の習慣を組み込もう