新学年は、成績向上のチャンス!好スタートを切るためのポイントとは?

学力アップ

4月になると、子どもたちは学校で新学年を迎えます。成績向上を目指すなら、この「学年の変わり目」は一年のうちで最大のチャンス。新学年の勉強で好スタートを切るために、心がけたいポイントをいくつか紹介します。

「序列意識」が変化する

「序列意識」という言葉をご存じでしょうか?人間は、一定の集団の中で長い時間を過ごすと、自分の位置を勝手に決めつけてしまう傾向があります。学習を例に挙げると、子どもたちは数々のテストを経験するうちに、「自分の成績はこれくらいなんだ」「あの子には絶対勝てない」…などという気持ちになりがちです。実際にはそう思い込んでいるだけで、同じ学年の生徒たちに決定的な実力の差はありません。

このような「序列意識」を打破するチャンスが、まさしく新学年です。集団の枠組みが変わり、身近な友人や担当の先生が変わると、以前の集団を支配していた意識~勉強やスポーツで「あの子はこれくらいだった」という曖昧な記憶~は、良い意味で一度崩れ去ります。そしてまた、しばらく経つと、新しい「序列意識」がかたちを変えて生まれることになります。

最初のテストが勝負

勉強においては、新学年での最初のテストがまさしく勝負!特に中学1年生にとっては、初めて経験する定期テストであり、ここで好成績をおさめることができれば、「自分はできるんだ」「このまま上位のグループにいたいな」と思うようになり、さらに高い目標を掲げて前向きに勉強するようになるでしょう。それにより、周囲から「あの子はがんばっている、優秀だ」と認められ、ますます学習に対して積極的になれるはずです。

気持ちの切り替えが大事

大事なのは、過去にとらわれずに気持ちを切り替えることです。新学年で手にする教科書やテキストは、どの教科の学習も新しい単元から始まります。その1ページ目を開く瞬間は、誰もが新鮮な気持ちになり、モチベーションも高まることでしょう。一方、ありがちなのが、「積み重ねが大事だから」という考えから、周囲の大人が、前年度の復習や苦手分野の克服を強制してしまうケースです。それでは子どもは気乗りがしません。この時期はむしろ、「新単元からがんばろう!」「さあ、ここからだ!」と、気持ちを前向きに切り替えさせたほうが効果的です。

学年の始まりだからこそ

勉強は、過去にとらわれずにその単元に入るところからきちんと取り組めば、一定の成果が出るものです。1学期(前期)の学習は、教科によっては基本的な内容も含まれるため、一つ一つを丁寧に理解して定着させれば、テストで高得点をマークすることは可能です。また、新学期は生活リズムが変わる時でもあるため、学習習慣を確立させるチャンスでもあります。自宅で毎日机に向かう時間を作ることができれば、それが少しずつ習慣になり、その後の勉強もスムーズに進められるでしょう。

まとめ

「成績はいつからでも伸びる!」ということを、さなるの多くの塾生たちが証明してくれています。子どもたちが自己変革を遂げるきっかけはさまざまですが、進級・進学の時期がそのチャンスであることは間違いありません。子どもたちのやる気を最大限引き出すよう、私たちも全力でサポートいたします。

Adviser
森田公一(佐鳴予備校教師)

佐鳴予備校

佐鳴予備校

小中高一貫教育を愛知県、静岡県で展開し、岡崎、旭丘、浜松北高など地域難関高校No1の合格実績を誇る予備校。集団授業だけでなく、生徒のニーズに合わせた個別指導、大学受験向け映像授業などのコンテンツを紹介。

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