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新学年の始まりがチャンス
さなるの教室では、3月から新年度の授業が始まっています。一足早くスタートを切るのは、子どもたちに新学年で活躍してほしいから。学習内容の先取りによってアドバンテージを手にするのはもちろん、それ以上に大切なのは、新学年のスタートで“勉強を習慣化させる”ことだと私たちは考えています。
人が生まれつき持っている能力のひとつに、「適応力」があります。例えば、新しい環境では誰もが緊張や疲れを感じるものですが、時間が経ち慣れてくれば、「これが当たり前なんだ」という普通の感覚になってきます。「適応力」とは、「習慣化することで物事を自動的にできる能力」のこと。勉強もそのような“習慣づけ”ができれば、毎日机に向かうことも苦にならなくなります。
勉強の習慣化が成功への第一歩
さなるの先輩たちの多くは、小学生や中一の頃からすでに「勉強が生活の一部」になっています。「毎日勉強するのが当たり前」になると、必要な予習・復習をこなせるようになるため、授業がしっかり理解できるようになります。学習内容が理解できると、自分の力で問題が解けるようになり、勉強すること自体が面白くなってきます。
さらに、日頃の勉強で基本事項をしっかり定着させていれば、テストが近づいても慌てることはありません。結果、テストでも好成績をおさめることができ、より一層前向きな気持ちで勉強に取り組めるようになるでしょう。結果が出せるとそれが自信となり、高い目標を持てるようになります。志望校もさらに上を目指す気持ちが芽生えてきます。このように、勉強の“習慣づけ”は良いサイクルを生み、長期的に見ても成功の鍵になると言えるでしょう。
まずは「三週間」続けよう
では、勉強を習慣化させるのに最適なタイミングはいつでしょうか。それがまさしく、学年の変わり目です。読書でもダイエットでも何でもそうですが、「意識的な行動習慣は、三週間で作れる」と言われます。“勉強の習慣づけ”も、環境が変わるこの時期がチャンス。3月から4月にかけて定着させることができれば、その先はスムーズな流れで学習を進めることができます。
習慣化させるポイントは?
大切なのは、どんなに小さなことでもしっかり継続させること。最初は「毎日必ず机に向かう」だけでもOK。問題集1ページを解く、英単語を20個覚える・・・など、たとえ20~30分であっても、自分自身ができると思う内容から始めることです。いきなり高いハードルを突きつけるのは、むしろ逆効果。継続していれば、それはやがて習慣に変わります。
また、「学校から帰ってきたらすぐ机に向かう」「朝は6時に起きて30分勉強する」など、取り組む時間を決めるのもポイントです。自分にとって無理のない時間帯を決めて、勉強をルーティンワークにしてしまうことです。家で勉強をする場所も決めておくと行動しやすくなるでしょう。
まとめ
どんな小さな習慣でも、それを継続する姿勢が成功を呼び込みます。新学年を目前にした今、ぜひ勉強習慣を身につける取り組みを意識してみましょう。
Adviser
河内 将郎(佐鳴予備校教師)