Q.勉強に時間はかけているのに、テストで点数が取れません

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長時間勉強を目的にしない

「かなり勉強したけど、テストの点数は微妙だった」「1日中勉強してたのに、あまり進まなかった」など、長時間勉強していても結果につながらずに悩んでいる生徒の声をよく聞きます。せっかく「頑張ろう!」と思って勉強に取り組んだのですから、成果を実感できないとモチベーションも下がってしまいますよね。

しかし、そもそも長時間勉強はあくまで結果であり、目的にしてはいけません。なぜなら「机に向かった時間=勉強した時間ではない」からです。

例えば、「問題集やテキストを探していた」「ぼーっとしたり、考え事をしたりしていた」「スマホを触っていた」…などで、時間があっという間に過ぎてしまった経験はないでしょうか?机に向かっている間、実際に勉強している時間がどれくらいあるのか測ってみると、思ったよりも少なくてびっくりする人も多いかもしれません。

大事なのは、「どれだけ勉強したか(机に向かっていたか)」ではなく、その時間で「どれだけのことができるようになったか」です。

一問に時間をかけすぎていないか?

「かけた時間の割に点数が伸びない」。それには、さまざまな原因があります。

まず、問題が解けずに一問に時間をかけすぎているケース。そんな人は、「答えは絶対に見てはいけない」と思っていないでしょうか?標準レベルの問題はそうかもしれませんが、レベルの高い応用問題や入試レベルの問題となると状況は違ってきます。「解き方がわからない」問題は、何時間眺めていても仕方がありません。10分程度考えてみて、今の自分の力では解けないと思ったら、解説のページを開いてみましょう。

大切なのは、解説を見ながら「どういう道筋で解くのか」「どの知識が必要なのか」を理解することです。ワークや問題集に2周目・3周目と反復して取り組むことで、少しずつ力になっていきます。

勉強するポイントがずれているかも?

次に、勉強するポイントがずれてしまっているケース。「テスト範囲なんて当然わかってるよ!」という返事が返ってきそうですが、先生が授業で「ここテストに出るぞ」「重要だよ」と言ったポイントは聞き逃していないでしょうか?「数学はワークの応用問題に似た問題が必ず出題されているな」「この内容は記述問題になるかも」など、これまでのテストを振り返ることで見えてくることもあるはずです。

簡単な問題ばかりに取り組んでいたり、逆に難しい問題を意識しすぎて基本問題がおろそかになっていたりするかもしれません。自分がしている勉強が、テスト本番の出題とずれていないか一度確認してみましょう。

日頃から制限時間を意識すること

さらには、テスト本番で時間が足りなくなるのも、点数が伸び悩む原因です。本番のテストは制限時間があります。いつもゆっくりと問題を解いている人が、本番で急に速く問題を解けるようにはなりません。普段から”タイムリミット”を意識して問題に取り組むことも重要です。

「勉強時間そのものが重要ではない」ことを説明してきましたが、「量」が「質」を生み出すのもまた事実。長時間勉強に向き合った努力を成果として実感できるよう、「量」×「質」の勉強を実践しましょう。

まとめ

Q.勉強に時間はかけているのに、テストで点数が取れません

A.自分の勉強方法を振り返り、「量」×「質」を意識した勉強をしよう

★長時間勉強は結果であって、目的にしてはいけない
★解けない問題で手を止めないよう、解説を上手に活用しよう
★勉強する内容やポイントにズレがないか確認しよう
★制限時間を決めて問題に取り組もう

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