子どもが変わる!『ほめ写』で家族が笑顔に
子どもの自己肯定感を育むためには、無条件にほめることが大事! …とは言っても、毎日子どもをほめるのはなかなか難しいもの。日常的に子どもと向き合っている中で、「どのタイミングで、どんな言葉をかけたらいいのかわからない」。一時的にできたとしても、「毎日続ける自信がない」。そんな親御さんにおすすめなのが、写真の力を借りる『ほめ写』です。
具体的には、子どもが輝いている姿の写真や家族との日常の何気ない写真をプリントアウトして、子どもの目に入りやすいところに飾っておくだけ。写真を飾ったら、子どもと一緒に写真を見ながら思い出話をしたり、「この時は頑張ったね」など「ほめる」言葉をかけてあげたりしてください。すると、子どもは飾られた写真を見るたびに、ほめられた思い出を反芻し、自己肯定感が高まることが期待できます。
「問題集に真剣に取り組んでいる」「レゴブロックに没頭している」「素晴らしい絵を描きあげた」…。そんな写真に囲まれて育った子どもは、「自分はできる、頑張れる」という思いを強くします。また、仲睦まじい家族写真を毎日見て育った子どもは「私は家族に大切にされている、愛されている」という気持ちを抱くようになります。実際に写真を家の中に飾っている家庭では、子どもが親の愛情を感じて自分を肯定的にとらえているという結果も出ています。
目に見えるカタチで、親が子どもの存在意義を認め、愛情を伝える『ほめ写』。ぜひ写真の力を使って子どもをほめ、忙しい日々の中でも親子のコミュニケーションを深めてみてください。
“ほめ写”をやってみよう!
STEP1 撮る
何気ない日常の場面も撮影してみる
習い事などの発表会や試合で頑張っている姿は、印象が強くて記憶に残ります。また、家族のイベントなどの特別なシーンだけでなく、何気ない日常の場面を撮るのもおススメ。お手伝いや勉強をしている瞬間、家族で仲良くしている様子、好きなものに熱中している姿などもよいでしょう。
STEP2 飾る
子どもの目線の高さで大きめに飾る
写真を飾る場所は、リビングや子ども部屋など、子どもが日常的によく過ごす場所を選びましょう。子どもの目線に合わせた高さに複数枚を貼り、特にお気に入りの写真は大きめにプリントするのがおススメです。写真は季節やイベントなどを機に、定期的に交換するとよいでしょう。
STEP3 ほめる
子どもの存在そのものを認める言葉で
飾った写真を見ながら、「この時は頑張ったね」「よくできたね」と子どもが努力したことや達成したことをほめましょう〔条件つきのほめ〕。また、「あなたがいてくれて幸せよ」「大好きだよ」など、存在そのものを肯定する言葉をかけてあげましょう〔無条件のほめ〕。
【関連】実例がいっぱい!ほめ写プロジェクト
教育評論家の親野智可等(おやのちから)氏が中心となり、子どもの自己肯定感を向上させるための新たな子育て習慣を発信・啓発する取り組みです。親野氏が小学校の教師として多くの子どもたちと接する中で、自己肯定感の高い子どもの家庭には写真が貼られていることが多いことに着目。写真が子どもの自己肯定感に与える影響について、脳科学・発達心理学の見地からも調査・研究を行い、その科学的根拠を明らかにしました。
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