英検はどう変わる?2025年、「準2級プラス」スタートも。
そして、中でも今、話題なのが英検です。
2024年度からのリニューアルと、2025年度からの新設級が2023年秋に発表されました。
【外部リンク】2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル
https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/
◆ リニューアルのポイント
- リニューアルされるのは3級以上の級(1級、準1級、2級、準2級、3級)
特にライティングの出題が拡充されます。従来の意見論述型の問題に加え、要約やEメール問題が追加になります。 - 試験時間の延長(準2級・3級)
3級は50→65分、準2級は75→80分になります。
《変更の理由》
リーディングを減らし、4技能をよりバランスよく測れる検定に変わります。
現行の学習指導要領の「外国語」で求められる内容を反映したもので、知識や技能の習得だけでなく、コミュニケーション力や目的・場面・状況等に応じた言語の運用がより求められるようになります。
◆ 2025年新設「準2級プラス」
上記に加え、2025年からは「準2級プラス」の新設が発表されました。新設の背景にあるのは、準2級と2級の間にあるとされるレベルの差です。
5級から2級までの全級合格者の“各級の合格までに要した期間(下の級からひとつ上の級に合格するまでの期間)の平均値”を算出したところ、他の級は約1年以内に次の級に合格。一方、準2級から2級へのステップアップには平均して約1年6か月の時間がかかっていることが判明しました。(※英語検定協会調べ)
次の合格までのハードルがあまりに高いと、子どもたちのやる気は失われてしまいます。
「準2級プラス」では、合格基準スコアとして、「学習者が準2級合格後から2級に向けた取組みが適切であることを確認」し、さらに「自分の英語力が2級合格に近づいていることを実感させ、結果としてモチベーションが高まり学習が継続される」ラインを導き出し、設定されるそうです。
【外部リンク】英検新設級「準2級プラス」合格基準スコア・CEFR算出範囲についてのお知らせ
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2024/pdf/20240209_info_2025newgrade.pdf
検定合格という「小さな目標」が人を変える
「目標」は、努力する気持ちを高め、行動を変え、達成する喜びをもたらしてくれます。
検定合格を目指すことは、子どもたちに確かな指標とやる気をもたらし、やがて英語力を通じてグローバル社会の中で活躍する夢を叶える確かな礎になります。
改訂を重ね、様々な工夫が凝らされる検定試験。上手に利用して、子どもたちのやる気と学力アップにつなげたいですね。
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