ご当地検定や各種のおもしろ検定など、世の中に数ある検定試験を受けることは、多くのメリットがあります。お子さんと一緒に家族で挑戦しても楽しいですよね。
今回はその中でも、学習活動に直結しやすい《英語に関わる検定》について、受検のメリットや検定の活用、小・中学生から挑戦できる英語検定試験についてご紹介します!
検定試験を受ける3つの利点
検定には、以下のようなメリットがあります。
▍ スキルの証明
検定試験のスコアは、お子さんが英語をどの程度理解し、使いこなせるかを証明するものです。これは中学・高校・大学の入学試験や、先に続く就職活動において有利になるケースがあります。
▍ 学力アップの指標
検定試験の準備過程では、英語の文法・語彙・リスニング・リーディングなど、英語力を総合的に向上させることができます。また、定期的に試験を受けることで、自分の進歩を確認し、次にむけて何の力を重点的に伸ばすべきかを見極めることができます。
▍ やる気アップの原動力
“合格”やスコアの上昇は、努力が実を結んだ証。努力が具体的な成果や数字となって現れるため、お子さんの自信につながり、更なる学習のモチベーションにつながります。
小・中学生が挑戦できる主な英語検定試験
ここでは、小・中学生が今後の学習の指標とできる主な検定試験をご紹介します。学習のレベル・形態に応じて、様々な検定試験が開催されています。
ご家庭で相談しながら、やる気も学力もアップさせる一つのきっかけとして、上手に利用してみましょう!
◆ 合否判定型 … 細かいレベル設定が魅力。ステップアップが目に見える。
◆ 英検(実用英語技能検定)
最も認知度が高く、入試等でも活用されている国内向け英語検定。
試験科目 | リーディング・リスニング・スピーキング (3級以上はライティングあり) |
レベル | 5級→4級→3級→準2級→準2級プラス→2級→準1級→1級 ※準2級プラスは2025年度から実施 |
◆ JET(ジュニア・イングリッシュ・テスト)
TOEIC®のジュニア版の検定。身近な話題から必要な情報を読み取る英語運用能力を試す。
2級ずつ同じ問題が出題され、50~79点なら10級、80~100点なら9級合格、などとなる。
試験科目 | リスニング・リーディング |
レベル | 10-9級(Starter)→8-7級(Starter Plus)→6-5級(Basic)→4-3級(Intermediate)→2-1級(Advanced) |
◆ JAPEC児童英検(全国統一児童英語技能検定試験)
主に英語学習開始から5~6年くらいまでの初学者を対象とした検定。
自宅受検可で、スピーキングテストはオンラインミーティングツール(zoom)を使って行われる。
試験科目 | リスニング・スピーキング |
レベル | 6級→5級→4級→3級→2級→1級 |
◆ 到達度確認型…初めての受検におすすめ。「できた!」が実感できる。
◆ 英検Jr.
リスニング力を測る未就学児~小学生向けの英語検定。全てのレベルを自宅PCから受検可能。
英検(実用英語技能検定)の前段階としての受検もおすすめ。
試験科目 | リスニング |
レベル | BRONZE→SILVER→GOLD |
◆ 国連英検ジュニアテスト
全ての級でほぼリスニングテストのみで、日常生活に関する出題が中心。
正答率の表記された「認定証」がもらえる。
Aレベルに達したあとは、国連英検(国家公務員や外交官などを目指す人が多く受検する資格)にステップアップできる。
試験科目 | リスニング |
レベル | E→D→C→B→PreA→A |
※B/C/D/Eレベルは自宅受検可
◆ TOEFL Primary®/TOEFL Junior® Standard
Primaryは小学生、Juniorは主に中・高校生向け。
受検の目安は8歳以上(要・思考力)。全て会場にて受検。
試験科目 | リーディング・リスニング(Junior Standardは+文法・語彙) |
レベル | Step 1→Step 2/Junior standard |
※スピーキング能力を測るTOEFL Primary®Speaking・TOEFL Junior® Speakingも
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